「日本のだいたい中心(岐阜県)からRazer愛を叫ぶ」は、私が愛してやまないRazer製品を紹介していくコーナーです。定番のものから日本未発売のレア物まで様々な製品をレビューします。
ゲーミングデバイスでは他の追随を許さないRazer。ゲーム好きなら誰でも一度はあこがれ、その高額の壁にひるんだ経験がありますよね?
RazerではこれまでDestiny 2やSuper Street Fighter IVなどのライセンス商品(コラボ)を発売していますが、既存の製品のカラーリングやロゴが変更されただけものでした。
ですが、新たに2017年12月に発表したOverwatch(オーバーウォッチ)のキャラクター「D.Va」とのコラボモデル「D.Va Razer」の3製品は、明らかにその域を超えた新商品。
中でもヘッドセットのD.va Razer Mekaは実用性はもとより、その再現度もかなり高く、D.Vaのコスプレをされる方には是非、使って欲しいクオリティです。

再限度も高いD.Va Razer Meka
今回の記事では、Razerのコラボ製品の中でもひとつ飛び抜けたものとなったD.Va Razerシリーズについてお話をしていきたいと思います。
Contents
D.Va Razerシリーズ、Razer Mekaは日本で購入ができるのか?
Overwatch D.VA(ディーバ)コラボモデル
OverwatchのD.VAことハナ・ソングとのコラボモデルのシリーズ名は「D.Va Razer」。
ラインナップはヘッドセットの「D.Va Razer Meka(メカ)」、ゲーミングマウス「D.Va Razer Abyssus Elite(アビサス エリート)」、マウスパッド(マット)「D.Va Razer Goliathus(ゴライアス/ゴライアサス)」の3種類。
Razerzone.comの「ハードウェア-ライセンス」カテゴリー内に「Overwatch」シリーズとは別に「OVERWATCH D.VA」として専用ページが用意されています。

RazerとOverwatch D.VAとのコラボモデル ※RazerのHPより
原稿執筆時点では、直営サイトRazerzone.com(Japan)で「Razer Meka」のみ「在庫切れ」でしたが、他の2製品は購入可能です。
いかにもインスタ映えしそうな「Razer Meka」。
購入したというツイートを検索してみても、海外の写真ばかりでしたので、現在の「在庫切れ」は『販売に向けて準備中』なのかも知れません。この意味の「在庫切れ」はRazerzone.com(Japan)では良く見かける表記です。
D.Va Razerシリーズ、Razer Mekaのスペック、価格
D.Va Razerシリーズのうち、D.Va Razer Mekaはその特徴的な外観からもすぐに新商品と分かります。
いっぽう、D.Va Razer Abyssus EliteはAbyssus V2から若干のスペックアップと仕様変更、D.Va Razer Goliathusもスペックが同じものは見当たらず、どちらも新商品のようです。

D.Va Razerシリーズ ※RazerのHPより
スペック
D.Va Razer Mekaのスペック ※RazerのHPより抜粋
周波数特性 | 20Hz – 20kHz |
インピーダンス | 32Ω@1kHz |
感度(@1kHz) | 117+/-3DB |
ドライバ | 40mm、ネオジム磁性体使用 |
接続方法の種類 | アナログ3.5mm |
重量 (概算) | 322g |
D.Va Razer Mekaとスペックが同じヘッドセットは見当たらず、完全な新製品であることからも、単にカラーリングを変更したコラボモデルではないRazerの本気度がうかがえます。
奇をてらったコンセプトモデルではなくOverwatchをプレイする際にも通用するミドルレンジのヘッドセットという位置づけに思えます。
ドライバーユニットはRazer Krakenシリーズで使用されている50mmではなく40mmを採用しているためヘッドセットの重量は322gと軽く、女性ゲーマーも意識した仕様。
最近はRazer製品でもピンクやホワイトといった女性向けのカラーバリエーションが増えてきています。
また、ヘッドセット部分にマイクが無く、インラインマイクを採用しているため、集音パターンはRazerの他のヘッドセットに見られる「単一指向性」のものではなく「無指向性(オムニディレクショナル)」になっています。
余談ですが、Razerのホームページの翻訳は相変わらずなんだか変。
購入ページの説明に「全システム異常なし」????
実はこれはRazer Mekaの英語ページの説明にある「ALL SYSTEMS CHECKED OUT」の翻訳で、Overwatchのゲーム内のD.Vaの台詞に掛けた言葉。
商品購入ページの「特徴」にいきなり書かれても何のことやら戸惑うばかりです。

Razer Mekaの購入ページ
D.Va Razer Abyssus Elite
AbyssusシリーズはRazerの中ではやや小型の両手用ゲーミングマウス。これまでは2016年9月に発売されたAbyssus V2がシリーズの最新のものでした。
D.Va Razer Abyssus EliteはAbyssus V2から基本的にはスペックアップしていますが、DPIサイクリングボタンが無いなどの違いもあります。
D.Va Razer Abyssus EliteのサイズはRazerのホームページには記載がなく、Amazon.comによると全長4.52インチ(114.8mm) x 幅2.48インチ(62.99mm) x 高さ1.47インチ(37.3mm)。
前機種のAbyssus V2は全長4.6インチ(117mm) x 幅2.5インチ(64mm) x 高さ1.5インチ(38mm)。
数ミリですが、D.Va Razer Abyssus Eliteが小さく、重さも78gと2g軽くなります。
両マウスともにChroma対応ですが、光る箇所が異なります。
ユーザーのレビュー動画をいくつか見た限りでは、D.Va Razer Abyssus Eliteはアンダーグローとウサギのロゴのみが光り、スクロールホイールはChroma対応ではなさそうでした。
- スペック比較
D.Va Razer Abyssus Elite Abyssus V2 センサー オプティカルセンサー オプティカルセンサー DPI 7,200 5,000 最大認識速度 / 加速度 220 IPS / 30 G 100 IPS / 30 g ポーリングレート 1,000Hz 1,000Hz 統合ソフト Razer Synapse 3 Razer Synapse 2 Chroma ・アンダーグロー
・ウサギマーク・Razerロゴ
・スクロールホイールボタン数 3個 4個 重量
※ケーブルを除く78 g 80 g サイズ 114.8mm x 62.99mm x 37.3mm 117mm x 64mm x 38mm
D.Va Razer Goliathus
Razer GoliathusはRazerの大型マウスパッド(マット)。
スピード重視とコントロール重視の2タイプがありますが、D.Va Razer Goliathusは「操作を抵抗感ゼロで素早く行える」と説明がありますので、恐らくスピード重視の仕様に近いのではないかと思います。
Razer Synapseで使用するマウスパッドを「スピード重視」のものに指定しておけば、Razerのマウスの性能を最大限に発揮する設定ができます。
RTSやFPSでもD.Va Razer DeathAdder Eliteの操作を抵抗感ゼロで素早く行えるように、ピンと張り詰めた織り目による滑らかでシームレスな加工が施されています。
※Razerのホームページより
D.Va Razerシリーズの価格
直営オンラインストアRazerzone.com(Japan)でのD.Va Razerシリーズの価格は
- D.Va Razer Meka(メカ) 10,880円
- D.Va Razer Abyssus Elite 7,880円
- D.Va Razer Goliathus 2,480円
新製品かつ人気ゲームのライセンスにもかかわらず、かなり良心的な価格といえます。
D.Va Razer以外のOverwatchコラボモデル
今回のD.Va Razerシリーズと比べるとかなり違って見えますが、RazerはこれまでにもOverwatchとのコラボモデルをいくつも発売しています。

RazerとOverwatchのコラボモデル ※RazerのHPより
Razer Overwatch ManO’War Tournament Edition
50mmの大型ドライバーユニットと高い遮音性を発揮する密閉型イヤーカップが特徴の有線(ワイヤード)ヘッドセット。
Razer Overwatch DeathAdder Chroma
1,000DPIのオプティカルセンサー搭載の右利き用ゲーミングマウス。
Overwatch Razer Goliathus Speed Extended
920mm x 294mmのデスクトップサイズの横長マウスパッド。
いかがでしたでしょうか?
「D.Va Razer」シリーズは、ゲームそのものではなく、その中の一人のキャラクターがモデルとなったコラボ製品です。
キャラクター自体が魅力的なOverwatchだからこそ実現できたものですね。