皆さん、こんにちは!
ROGアンバサダーのデバイスガジェ太郎こと40gameです!
今回は、左右対称型の両手用ゲーミングマウスASUS ROG Pugio(P503)のレビューをしていきます。
※記事内の一部の画像、『』内の言葉はASUSのホームページより引用しています。

ROG Pugioのパッケージ

PugioとHORSEM4N(ホースマン)
Contents
同梱物
パッケージの内容は以下の通り
- ROG Pugio 本体
- 交換用スイッチ:Omron製D2F-01F×2
- 交換用サイドボタン
- マニュアル
- ROGロゴステッカー
- 収納ポーチ
- アクセサリーケース:交換用スイッチとサイドボタンを収納
交換用スイッチが同梱されているのは、GladiusシリーズやSpathaと同じで近年のROGゲーミングマウスの特徴の1つです

Pugioの同梱内容
ASUS ROG Pugioの名前の由来
製品名の「Pugio(プジオ)」は「古代ローマ軍のダガー(短剣)」の意味。
なんと、カエサル(シーザー)の暗殺に使われたのもPugioだったそうです。
ASUSのゲーミングデバイスには古代ローマ/ローマ共和国(Republic of Rome)の武器などに由来する名前が多く付けられています。
Pugioは両手用マウスですので、双剣のような両手武器があればそれが製品名になっていたのかもと勝手な妄想をしてみたり…
Pugioのスペックと特徴
スペック(ROG Strix Evolveとの比較)
国内発売日が同じでスペックも良く似たROG Strix EvolveとPugioの違いを比較してみます。
ROG Pugio | Strix Evolve | |
---|---|---|
国内発売日 | 2017年9月8日 | |
センサー | 光学式 | |
サイズ (奥行き x 幅 x 高さ) | 120 x 68 x 37 mm | 125 x 65 x 41 mm |
重さ (ケーブルを除く) | 103 g | 100 g |
解像度 | 7200 dpi | |
ボタン数 | 7+ホイールボタン | |
LED | AURA SYNC(約1677万色) | |
形状 | 左右対称型 | 左右非対称型 ※トップカバーパネルの交換が可能 |
上の表の通り、この2機種の数字に現れるスペックは酷似しています。
どちらも両手用マウスですがPugioは左右対称型の形状。
Strix Evolveは利き手に合わせてトップカバーを交換できる左右非対称型となります。
また、Pugioはクリックスイッチを交換することができ、これはStrix Evolveには無い特徴です。

ASUS ROG Pugio
Pugioの特徴1:交換可能なサイドボタン
通常、両手用マウスには、左右どちらの利き手にも対応するため両サイドにボタンがあります。
利き手に合わせてどちらかが親指側となりますが、その反対側のボタンは薬指や小指で誤って押してしまうことがあります。キーアサインでボタンの機能を無効にすることもできますが、物理的に邪魔になってしまうことは確かです。
これは両手用マウスのデメリットでもありました。
ですが、Pugioは利き手に合わせてサイドボタンをカスタマイズできるようになっており、必要に応じて片側を閉じたり、あるいは両サイドのボタンを無くしてしまったりも可能です。

通常のサイドの2ボタン

閉じられたサイドボタン
ボタンはマグネット式で簡単に交換ができますが、ゲーム中の激しいマウス操作で指を引っ掛けてしまっても容易に外れることはありませんでした。

マグネット式で簡単に交換できます
Pugioの特徴2:高耐久のオムロン製スイッチを搭載
ROG GladiusシリーズやSpathaと同様、Pugioの左右クリックにも高耐久で交換可能なオムロン製スイッチが採用されています。
元から付いているスイッチの型番は「D2FC-F-K」で5,000万クリック以上の耐久性を誇るもの。ROG Gladius IIやSpathaなどの最新ゲーミングマウスと同じスイッチです。
一方、同梱されている交換用スイッチは「D2F-01F」。耐久性については『2,000万クリック※ASUSのホームページより』のものとなります。
耐久性以外にも、両スイッチのスペックは異なりますので、当然、クリック感も違ってきます。
ただ、私自身は大きな違いを体感することができませんでしたので、経年劣化や故障時の予備スイッチとして保管しておこうと思いました。

元のスイッチ(左)と交換用のスイッチ(右)は異なります
ASUSのホームページによるとPugioは下記のスイッチとも互換性があるとのこと。
- Omron D2F シリーズスイッチ:D2F, D2F-F, D2F-01, D2F-01F
- Omron D2FC シリーズスイッチ: D2FC-3M, D2FC-F-7N, D2FC-F-7N(10M), D2FC-F-7N(20M), D2FC-F-K (50M)
Omron D2FCスイッチはAmazon.co.jpでも購入ができます。ご興味のある方は是非、ご覧ください。
マウス開封の儀
前回のGladius IIの記事と同様、メーカー保証内でマウスを開けても良いのなら…開けずにはおられません!
ということで、マウス開封の儀。
まずは底面のゴム製のネジカバーを取り外しますが、ここはピンセットを隙間にねじ込んで引っ張ると簡単に取れます。
そしていよいよ開封…ですがここで注意が必要。
勢いよく開けてしまうとマウスカバーから伸びるLEDケーブルを破損する恐れがありますので、くれぐれも慎重に。
スイッチは簡単に引き抜くことができ、不器用な私でもあっという間に交換が完了しました。

底面のラバーを取り外すにはピンセットが便利

LEDケーブルに注意して開けてください
Pugioの特徴3:解像度7200DPI、最大認識速度150IPS、最大加速度30gの光学センサー
Pugioには解像度7200DPI、最大認識速度150IPS、最大加速度30gの光学センサーが搭載されています。
ほぼ同時期に発売されたAsusのゲーミングマウスのセンサーを比べてみるとROG Strix Impact(2017年3月末発売)がエントリー向け、Gladius II(同7月末)がハイスペック。
そしてPugio(同9月)はミドルスペックといったところですが、性能は主力のゲーミングマウスとして必要十分。また、ゲームに限らずビジネスでも使いやすい万能タイプのセカンドマウスとしてもおすすめです。
Pugioの特徴4:AURA SYNC対応
PugioはAURA SYNCに対応しています。
音楽やCPU・GPUの温度に合わせてライティングをコントロールできるだけではなく、対応のデバイスやマザーボード、メモリなどのPCパーツとも同期可能です。
アンダーグローライティングが最近のゲーミングマウスの流行りですが、Pugioのライティングは少し独特です。
まるで蛍のようにお尻が光るスタイルで、これが本当にきれいなんです!
個人的にはアンダーグローよりも遥かに美しいと思います。
ただ、マウスの使用中は手のひらに隠れてしまうのは残念なところ。

PugioとGladius 2のAURA SYNC

暗い場所で良く映えるAURA SYNC
Pugioを持ってみた
PugioはROGのゲーミングマウスの中では小さめで、オーソドックスな左右対称型。
初めてゲーミングマウスを購入する方や女性でも扱いやすい形状です。

左:左右対称型Pugio
右:右手用Gladius 2
両サイドはROGのゲーミングマウスではお馴染みの『マヤ文様にインスパイアされた』デザインのラバーが大きく貼られています。マウスを掴む全ての指に掛かってくれるので、激しい動きの中でもしっかりホールドできます。

Pugioをつかみ持ちしてみました

両サイドのラバーでしっかりグリップできます
左右クリックのセパレートボタンデザインはASUSによると『クリックに必要な力と移動距離を低減』『より速く軽快なボタンレスポンスを実現』するためとのこと。

軽快なボタンレスポンスが特徴のセパレートボタン
上画像のように一体型ボタンのマウスと並べて実際にクリック感を比べてみましたが、これは明らかにPugioのセパレートボタンが軽く、連続クリックもしやすいと感じました。
PugioをAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで購入
まとめ
ココがおすすめ
- 使い手を選ばない左右対称型の両手用マウス
- 利き手に合わせてカスタマイズできるサイドボタン
- 5000万クリックのオムロン製高耐久スイッチ
- 解像度7200DPI、最大認識速度150IPS、最大加速度30gの光学センサー
- AURA SYNCでデバイス間の同期が可能