皆さん、こんにちは!
ROGアンバサダーのデバイスガジェ太郎こと40gameです!
今回は、FPSジャンルのゲームにおすすめなゲーミングマウスASUS ROG Gladius IIのレビューをしていきます。

ROG Gladius 2のパッケージ

GLADIUS 2とHORSEM4N
写真のキャラクターはROGブランドの世界観を表した「HORSEM4N(ホースマン)」。彼独自のストーリーもあるなどキャラが作り込まれていますが、私はROGアンバサダーになって初めて知りました。
今後も製品のレビュー写真にはちょいちょいご登場を願おうかと思っています。
※記事内の一部の画像はASUSのホームページより引用しています。
Contents
ASUS ROG Gladius IIのパッケージ内容
パッケージに同梱されている内容は以下の通り
- ROG Gladius II 本体
- USBケーブル×2:編み込みタイプ(2m)とラバータイプ(1m)
- 予備のスイッチ×2:Omron製D2F-01F
- マニュアル
- ROGロゴステッカー
- 収納ポーチ
長さが違う2種類のUSBケーブルと交換用のスイッチが同梱されているのは、前機種のGladiusや最新のGladius II Origin、Spathaと同じで近年のROGゲーミングマウスの特徴の1つです。
ASUS ROG Gladius IIの名前の由来とGladiusシリーズ
「Gladius(グラディウス)」の名前の由来
製品名の「Gladius(グラディウス)」は「古代ローマの剣」の意味。
ASUSのゲーミングデバイスには古代ローマ/ローマ共和国(Republic of Rome)の武器などに由来する名前が多く付けられています。
ちなみにファミコン世代のゲーマーには馴染みの深い「グラディウス」は「Gradius」ですのでスペルが異なります。
参考:ASUS、ROGとは?
ASUSのゲーミングデバイスは「ROG(かつてはR.O.G.)」の名前を冠していますが、これは「Republic of Gamers(ゲーマー共和国)」の頭文字。「ROG=アール・オー・ジー(ログ、ローグではありません)」と読みます。ちなみにASUSのロゴにもなっているフクロウは、古代ローマでは「Strix」と呼ばれており、この名称もASUSの映像やサウンド関連製品に使われています。また、「ASUS」は過去に「アスース」「アサス」「エイサス」と呼ばれることもありましたが、2012年に「エイスース」に統一が正式発表され、日本法人名も変更になっています。
「ROG=アールオージー」、「ASUS=エイスース」を是非、覚えてください。
ASUS ROG Gladiusシリーズ
今回、レビューするROG Gladius IIの型番はP502。
同じく「Gladius」を冠するゲーミングマウスには現在、ROG Gladius(P501)とGladius II Orgin(P504)があります。シリーズの最新機種は2018年10月に発売されたGladius II Originの「Call of Duty:Black Ops 4」とのコラボモデル。
最新のGladius II Originには後述する「DPIターゲットボタン」がありませんが、その他の仕様は同じです。
また、Gladiusシリーズはサイズや形状、重さがほとんど同じですので、新機種への乗り換え時に使い心地などの違和感をあまり感じないのは良いところと言えます。

無印のGladius

Gladius II Origin
Gladius IIのスペックと特徴
スペック(Gladius II Origin、前機種の無印Gladiusとの比較)
Gladius II | Gladius II Origin | Gladius | |
---|---|---|---|
国内発売日 | 2017年 7月28日 | 2018年3月9日 | 2015年2月14日 |
センサー | 光学式 | ||
サイズ (奥行き x 幅 x 高さ) | 126 x 67 x 45 mm | ||
重さ (ケーブルを除く) | 110 g | 116 g | |
解像度 | 100 dpi - 12000 dpi | 12000 dpi | 6400 dpi |
ボタン数 | 6+ホイールボタン | 5+ホイールボタン | |
LED | AURA SYNC(約1677万色) | 赤のみ |
Gladius IIと前機種Gladiusとの主な違いは「センサー解像度の向上」「DPIターゲットボタンの追加」「AURA SYNCへの対応」。
解像度が上がり、DPIターゲットボタンが追加されるなどFPSに適した進化がGladius IIのポイントです。
また、Gladius IIでは、AURA SYNC対応になり、アンダーグローライティングが追加されたのは見た目にも大きな変更点になっています。
Gladius IIの特徴1:DPIターゲットボタンとDPIスイッチ
Gladius IIの最も特徴的な機能はDPIターゲットボタン。
このボタンはメーカー毎に「スナイパー(スナイプ)ボタン」「DPIクラッチボタン」などと呼ばれ、押している間だけマウス感度(DPI)を上げたり下げたりすることができます。
FPSやTPSジャンルのゲームでは大まかに狙いを定めた後、最後は感度を下げる設定にしたDPIターゲットボタンを押しながら精度の高いエイムが可能です。反対に感度を上げる設定にすれば、状況に応じて素早い振り向きを可能にするなど、立ち回りに有利です。
ゲーム用途以外でも押している間だけDPIを下げる機能は細かいデザインや画像の切り抜き作業などにも重宝するのではないかと思います。
また、DPIターゲットボタンと良く似た名称で押すごとに感度を変更できる「DPIスイッチ」がスクロールホイール下にあります。
ただ、設定できる感度は100dpiから12000dpiまでの間で任意の2つのみ。他社製のゲーミングマウスでは3つ以上の感度を設定して切り替えることができるもの(DPIサイクルなど)やX軸とY軸に別々のDPI値を入力できるものもありますので少し残念なところかも知れません。
Gladius IIの特徴2:高耐久で交換可能な左右スイッチ
高耐久のオムロン製スイッチを搭載
他のGladiusシリーズやROG Spathaと同様、Gladius IIのスイッチも交換が可能です。
経年劣化したスイッチの換装によってマウスの寿命を延ばすこともできますが、搭載されているオムロン製のスイッチは5,000万クリック以上の耐久性を誇ります。交換の必要も無さそうな感じはしますが、実は同梱されている交換用スイッチは元から付いているスイッチとはクリック感や耐久性が異なります。
元のスイッチの型番は「D2FC-F-K」でスイッチ自体にも『50M』と耐久性についての印字があります。
いっぽう交換用のスイッチは前機種のGladiusに搭載されていた「D2F-01F」。耐久性については「2,000万クリック※ASUSのホームページより」とされています。
実際に、右クリックのみをD2F-01Fに交換してみましたが、言われてみれば何となく…といった程度でクリック感に大きな違いを私は感じませんでした。

元のスイッチ(左)と交換用のスイッチ(右)は異なります
いずれにしても、交換用を合わせて左右それぞれで7000万クリック以上の耐久性。スイッチに関しては永久保証とは言わないまでも、かなり長く使っていけることは事実です。
また、ASUSのホームページによるとGladius IIは下記のスイッチとも互換性があるとのこと。
- Omron D2F Series switches: D2F, D2F-F, D2F-01, D2F-01F
- Omron D2FC Series switches: D2FC-3M, D2FC-F-7N, D2FC-F-7N(10M), D2FC-F-7N(20M)
さらに詳しく
オムロン社の2010年の調査によると「中級機および高級機と位置づけられているマウス向けスイッチ」の80%のシェアを誇るのが同社のスイッチとのこと。さすがMade in Japan!
Omron D2FCスイッチはAmazon.co.jpでも購入ができます。ご興味のある方は是非、ご覧ください。
マウス開封の儀
私だけでなくメカ好きの方であれば、スイッチの換装予定が無くても一度はマウスの中を開けて見たいと思うはず!?
しかもメーカーの保証内とあれば開けずにはいられません!

スイッチ換装までの3ステップ
上の写真にある通り、まずは底面のゴムを取るのですが、これが思いのほか取り難い…私物だからよかったのですが、レビュー用にお借りしたものだったら外すのを躊躇したかも知れません。
色々考えた結果、ピンセットを隙間にねじ込んで引っ張ることにしました。
マウスの中を見るのは初めての経験。ちょっとした感動を覚えます。
スイッチ自体は簡単に引き抜くことができ、検証用に右クリックのスイッチのみを交換し、無事に元の状態に戻すこともできました。

底面のラバーを取り外すにはピンセットが便利

Gladius IIの内部
Gladius IIの特徴3:解像度12000DPI、最大認識速度250IPS、最大加速度50gの光学センサー
Gladius IIには解像度12000DPI、最大加速度50g、最大認識速度250IPSの光学センサーが搭載されています。
数字だけを見ると、もっとスペックの高いマウスが他社では発売されています。とは言え、一定の高い数値近辺では体感差がほぼ無いレベル。
もちろん、Gladius IIの光学センサーはゲーミングマウスとして申し分なく、ハイスペックのものです。
Gladius IIの特徴4:AURA SYNC対応
前機種のGladiusのライティングはASUSのコーポレートカラーでもある赤色のみ。ロゴとスクロールホイール、DPIスイッチだけが光る仕様だったため、マウス操作時にはライティングの大部分が手で覆われてしまっていました。
Gladius IIではAURA SYNC対応となり、アンダーグローライティングも追加されました。音楽やCPU・GPUの温度に合わせてライティングをコントロールできるだけではなく、対応のデバイスやマザーボード、メモリなどのPCパーツとも同期可能です。

AURA SYNC対応機種との同期が可能
Gladius IIの特徴5:取り外し可能なUSBケーブル
私のような出張族にとって地味に便利だと感じたのは取り外しが可能なUSBケーブル。2mの編み込みタイプと1mのラバー製のものが同梱されています。
専用のポーチでノートパソコンと合わせてコンパクトに持ち運ぶことができます。

USBケーブルは取り外し可能

持ち運びに便利な同梱のポーチ
ROG Gladius IIを持ってみた
ROG Gladius IIは左右非対称型の右手用マウス。左右クリック箇所の形状が異なるだけでなく、やや傾斜が付いています。
ASUSではこれを「あらゆる握り方に対応するエルゴノミクスデザイン」としており、かぶせ持ち(PALM)、つかみ持ち(CLAW)、つまみ持ち(FINGERTIP)など、どんなマウスの持ち方にも馴染みます。
では実際にROG Gladius IIを持ってみます。私のスタイルは「つかみ持ち」です。
普段から大き目のゲーミングマウスに慣れていますので、サイズ感は気になりません。むしろ手のひらが当たる部分の傾斜がやや高いおかげで自然な握り方ができ、手首への負担が少なく感じます。
また、両サイドの大きめのラバーがマウスを掴む全ての指をカバーしてくれるので、激しい動きの中でもしっかりホールドできます。このラバーの特徴的な文様は「マヤ文様にインスパイアされた※ASUSのホームページより」もので、ROG製品の随所に見られます。

つかみ持ちしてみました

両サイドのラバーでしっかりグリップできます
ROG Gladius IIをAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで購入
まとめ
ココがおすすめ
- FPSで高精密エイムを実現するDPIターゲットボタン
- 5000万クリックの高耐久スイッチ
- 解像度12000DPI、最大認識速度250IPS、最大加速度50gの光学センサー
- AURA SYNCでデバイス間の同期が可能
- 交換用スイッチ、2種類のUSBケーブル、持ち運びポーチ付き