PC版(海外版)のConan Exsiles(コナン エグザイルズ)が「Conan Outcast(コナン アウトキャスト)」と名前を変え、PlayStation4用ソフト(国内版)として2018年7月26日に発売されました。
既に多くの方がレビューもされておられますが、PS4版ではいくつかの変更点もありましたので、今回は簡単に『3分で読めるゲームちょこっとレビュー』をしてみたいと思います。
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Exsiles(コナン エグザイルズ)とOutcast(アウトキャスト)の違い
大人の事情でタイトルが変更
PC版のタイトルはConan Exsiles(コナン エグザイルズ)ですが、PS4版はConan Outcast(アウトキャスト)に変更されています。
国内版の発売元スパイク・チュンソフトのHPによると『諸般の事情によりタイトルを変更』とのこと。『諸般の事情』とは恐らく某国民的大人気グループの…でもExsilesと複数形にもなってますし…
ちなみに「Exsiles」「Outcasts」もゲーム上では『追放者』の意味で使われているのだと思います。
PC版とは異なる演出
タイトル以外にもPC版とは演出が異なり、全ての装備を外しても衣服を着た状態(PC版は全裸!)であったり、男性の一部分を大きくするキャラメイクが無くなったりしています。

控えめのキャラメイク
ただ、大きな変更点はそれほど無く、同じくスパイク・チュンソフトによると
その他のゴア表現は、海外で発売されているPlayStation®4版と同一となります。
とのこと。
アウトキャストでの「ゴア表現」とは、血が飛び散ったり、身体が真っ二つに切られたりといった残虐な表現のこと。CEROレーティングは18才以上が対象のZ指定です。
バグが多く操作性が悪くても止められない面白さ
英雄コナンの世界観
Conan Outcast(アウトキャスト)はロバート・E・ハワードの小説「英雄コナン」がモチーフで、時代としてはアトランティス沈没後から人類の文明の黎明期辺り、有史以前の超古代とされています。
この「英雄コナン」は剣と魔法の世界を描いたファンタジーというジャンルを確立した小説なのですが、ドラクエやファイナルファンタジーといったRPGの世界観にも少なからず影響を与えたのではないかとも思います。

ゲーム冒頭で英雄コナンが登場
アーノルド・シュワルツェネッガーではありません…
不親切なチュートリアルと操作性の悪さ
アウトキャストにはチュートリアルがほとんどなく、ゲーム開始早々に目的すら分からないまま罪状を告げられ荒野に放り出されてしまいます。
また、私はサバイバルゲームをプレイした経験が無かったので、このジャンル特有のゲームシステムや、PS4のコントローラーでのアイテム関連の操作には慣れが必要でした。

砂漠で磔にされることになった私の罪状

操作に慣れが必要なアイテム関連の画面
まだまだバグは多め
2018年1月にアーリーアクセス版としてSteamで公開されてからアップデートが繰り返されたものの、まだまだバグが多いのも事実です。
私が経験したものとしては
- 死亡地点に戻っても死体がない
プレイヤーは死亡するとアイテムを失いますが、リスポーン後に死亡した地点に戻れば本来はそれらを回収できます。 - 奴隷が突然消える
ゲーム内では奴隷の確保も重要で自身の拠点まで連れて帰らなくてはならないですが、崖などの段差を越えたときやゲームを一度中断すると奴隷が消えてしまうことが多々あります。 - 動作と効果音がずれる
オフラインでプレイしていても音ズレが起こります。 - キャラクターが背景に埋まる
些細なこともかも知れませんが、こういうリアルさを追求するゲームでは興ざめすることも。
いずれにしても頻繁に起こるバグはゲームのモチベーションを下げてしまいかねません。

岩に埋まってしまうなんて日常茶飯事です
先人たちに学べ
チュートリアルは不親切ですが既にPC版の攻略wikiはかなり充実していますので、ゲーム内の分からないことはほとんどネットで解決できます。
PC版で開設された攻略サイトも「アウトキャスト」の検索ワードに引っかかるようになってきていますが、知りたい事が見つからない場合は「コナン エクザイルズ 〇〇」と調べてみるのも良いかと思います。
決して「コナン」+「〇〇」だけで調べないでください。某国民的名探偵について書かれたサイトが検索結果にたくさん紛れてしまいます。
パッケージ版早期購入特典「コナンのアトランティスの剣」
私はパッケージ版早期購入特典「コナンのアトランティスの剣」が付いたバージョンを購入しました。しばらくはその存在に気づかずにプレイしていましたが、この剣を使い始めると、苦戦していたNPCとの戦闘で無双状態に…
ゲーム序盤ではチートに近いと思います。
オープンワールドで自由にサバイバル
オープンワールドの未知の世界を探索しながら建築のために素材を集め、奴隷を改心させるためのお粥パーティーの準備、そうこうしているうちに喉が渇いてくる…とやることは盛りだくさん。
建築の自由度は高く、粗末な小屋から壮大な城や要塞まで想像力を発揮することができます。また、死因の自由度(?)も高く、喉の渇きや転落、食中毒なんかでも死ぬこともあり、序盤はとにかく何度も死にながらサバイバルの基本を覚えていくスパルタ式。
ゲームのイメージとしてはリアル版マインクラフトやドラクエビルダーズといったところでしょうか?
異論は…認めます。笑

未知の世界を探索

自由度の高い建築と死因
また、最大40人でのオンラインマルチプレイで共闘や抗争を楽しめますが、サーバーによっては中華圏のプレイヤーが多数を占め、他国のプレイヤーを集団で無暗に狙ってくるような気がします。
オンラインマルチこそ、この手のゲームを長くプレイできる肝なだけに残念です。
バグが多く操作性やチュートリアルが不親切と若干荒削りな感じはありますが、コナン アウトキャストは止め時が分からないくらい面白いのも事実です。
同ジャンルには、ARK Survival EvolvedやThe Forest、SCUMといった人気タイトルが並びますが、それぞれ世界観に特徴がありますので、是非、秋の夜長にまったりとサバイバルの世界を満喫してみてはいかがでしょうか?