PS4ライセンス認証アーケードコントローラー「Razer Panthera」

コントローラー 日本のだいたい中心でRazer愛を叫ぶ

アケコン「Razer Panthera(レイザー パンテラ)」レビュー

2017年11月2日

 

日本のだいたい中心(岐阜県)でRazer愛を叫ぶ

「日本のだいたい中心(岐阜県)からRazer愛を叫ぶ」は、私が愛してやまないRazer製品を紹介していくコーナーです。定番のものから日本未発売のレア物まで様々な製品をレビューします。
ゲーミングデバイスでは他の追随を許さないRazer。ゲーム好きなら誰でも一度はあこがれ、その高額の壁にひるんだ経験がありますよね?


今回はRazer Panthera(レイザー パンテーラ)のレビューです。
Pantheraはアーケードコントローラーアケコン)やアーケードスティックアケステ)と呼ばれるPS4/PS3/PCに対応したゲームコントローラー。

海外ではすでに2016年12月に発売されていましたが、日本国内発売はそれに遅れること7ヶ月、2017年7月に正式上陸を果たしました。
Razerのオンラインストアでの価格が27,800円
同じアケコンで人気の高いHORI(ホリ)のリアルアーケード Pro(RAP)シリーズがAmazonで15,000円~18,000円前後ですので頭一つ飛び出ています。

果たしてこの価格差はRazer相場なのか、それを埋める機能差があるのか!?
今回はRazer PantheraをリアルアーケードPro.V HAYABUSA(RAP 隼)との比較も交えながら、おすすめな点などをレビューしてみたいと思います。

アーケードコントローラー/アーケードスティック:RAZER PANTHRA(レイザー パンテーラ)

Razer初のアーケードスティックは2013年に発売されたXbox360用の「Razer Atrox(エイトロックス)」(その翌年にXbox Oneバージョンも発売)。
Razer Pantheraは、Atroxの改造やカスタマイズのしやすさを継承しつつ、PS4・PS3・PC対応のアーケードスティックとして登場しました。PlayStationの正式ライセンス商品ということでRazerの緑のイメージカラーではなく、青色を採用しています。
ちなみにRazer BlackWidow以前の初期のゲーミングキーボードにはアクセントカラーに青色を使うことが多かったのでPantheraの配色を懐かしいと思うファンも多いかも知れません。

Razer 「Panthera」のネーミングの由来

Panthera(パンテーラ)はイタリア語で「ヒョウ」。Razerのゲーミングコントローラーにはこれまでも「Wildcat」「Sabertooth」のようにネコ科の動物の名前が付けられます。

先日、発売された「Razer Wolverine Ultimate(レイザー ウルヴァリン アルティメット)」も「クズリ」というネコ目イタチ科の動物でした。
RazerXBox One,PC用のコントローラー「Razer Wolverine Ultimate」を発表!」記事はこちら

Razer Panthera(アーケードコントローラー/アーケードスティック)

アーケードコントローラー(アケコン)/アーケードスティック(アケステ)とは?

まず、Pantheraのレビューの前に簡単にアケコン(アケステ)についてのお話を。
アーケードコントローラーの名前の通り、「アーケード=ゲームセンター」のレバーと大きめのボタンをそのままにプレステPCなどで使えるようにしたゲームコントローラー。
ストリートファイター鉄拳といった格闘ゲームだけでなく、発売されるタイトルは減りましたがシューティングゲームのコントローラーとしても人気があります。

アケコンメーカーやブランドとしては、Mad Catz(2017年3月に倒産)のFightStick(ファイトスティック)シリーズ、Hori(ホリ)リアルアーケード Pro(RAP)シリーズが有名。

ちなみに日本では「アケコン」「アーケードコントローラー」呼ばれることが多いですが、海外では「Arcade Stick(アーケードスティック)」が一般的です。Googleの検索数を見てみても「アーケードコントローラー」「アーケードスティック」の検索数は日本とアメリカで見事に逆転していました。

日本での「アーケードコントローラー」「アーケードスティック」の検索数

日本での「アーケードコントローラー」「アーケードスティック」の検索数

アメリカでの「Arcade Stick」「Arcade Controller」の検索数

アメリカでの「Arcade Stick」「Arcade Controller」の検索数

マッドキャッツ アーケード ファイトスティック トーナメントエディション 2+(Mad Catz/FightStick)

RAZER PANTHRA(レイザー パンテーラ)とリアルアーケードPro.V HAYABUSA(RAP 隼)との比較

重量級の大きさで抜群の安定感

手元に届いて最初に驚いたのがその大きさと重さ。そしてその厚みに圧倒されます。
リアルアーケードPro.V HAYABUSAの重さは約2.2kg、Razer Pantheraはその1.5倍の約3.43kg。ですが、持ち手になる窪みがなく、持ち運びには不便です。この点はマイナス評価。

RAP隼には持ち手になるくぼみがある

RAP隼には持ち手になるくぼみがある

ただ、アケコンの場合、膝置きしたり、格闘ゲームで激しく素早くレバーを動かしたりする操作が多いので、この大きさと重さ故の安定感は抜群です。
もちろん底面はラバーで滑り止め加工になっていますので、机や床の上での操作時にもグリップが利いてくれます。

大きな天板(トッププレート)で疲れにくい

リアルアーケードPro.V HAYABUSA(RAP隼)のボタンから天板の斜めに落ち込む縁までの長さは460mm、Pantheraは950mmです。この部分は手首を置くスペースになりますので、広いほうが操作も安定するだけではなく、手や指の負担を軽減してくれます。

RAP隼はボタンから天板端までは460mm

Razer Pantheraはボタンから天板端までは950mm

Razer Pantheraはボタンから天板端までは950mm

Razer Pantheraは天板に手首を置いて操作しやすい

Razer Pantheraは天板に手首を置いて操作しやすい

また、Pantheraは「プレイステーションボタン(PSボタン)」が天面にあるのは便利です。RAPは本体右側面の一番奥にあり、ホーム画面に戻りたいときに手探りで押すのに慣れるまでが大変でした。
このPantheraのPSボタンは天板上部にあるロックスイッチをスライドさせるだけで、OPTION・SHARE(PS3はSTART・SELECT)と共に無効にすることができ、トーナメントゲーミングモードとしてゲーム中の誤作動を防ぎます。

リアルアーケードPro.V HAYABUSA ヘッドセット端子 付き for PlayStation4/PlayStation3/PC

メンテナンスやカスタマイズの自由度の高さ

Razer Pantheraの最大の特徴と言えるのがそのメンテナンス性カスタマイズの自由さです。
10個のボタンとジョイスティックは簡単に取り外しでき、完全なカスタマイズが可能で、スペースが広い内部はメンテナンス作業も楽に行えます。

車のボンネットのように開く内部の底面は強度を高めるハニカム状で、どこでもネジ留めができ、改造や自作好きにはおすすめ。
USBケーブルと付属のメンテナンス用工具、レバースティックの専用収納スペースもあり、交換用のボタンやマニュアル類を入れておくこともできます。まるでちょっとしたお道具箱。
私がスパイならここに各国の現金とパスポートを隠します笑

Razer Panthera内部構造

Razer Panthera内部

これらのメンテナンス性とカスタマイズの自由度の高さというコンセプトはRazer Atroxから引き継がれたもの。
RazerのCEOであるMin-Liang Tan氏もRazer Atroxの発売当時のインタビューで「Atroxは分解や改造をしやすい設計にした」と語っていました。

ただ、カスタマイズの自由さの中で、Atroxから引き継がれなかったのは天板(トッププレート)のイラストが簡単に交換できない点です。
Atroxのアクリル製の天板は脱着可能で、Razerのロゴの描かれたシートを好みのものに簡単に交換できました。

ですがよくよく考えてみるとRazer史上、恐らく最も大きなRazerロゴが配されたこの天板を変えるなんて無粋というもの。
Razer信者の私には交換なんて、とてもできません。

イヤホンジャック(ヘッドセット端子)は欲しかった

リアルアーケードPro.V HAYABUSAの新型には本体にイヤホンジャック(ヘッドセット端子)がありますが、Razer Pantheraにはありません。

そもそもPS4はDUALSHOCK 4コントローラーにしかイヤホンジャックがないため、「PS4とRazer Panthera」の組み合わせではUSB接続のヘッドセットしか使えないということになります。PantheraのUSBケーブルが4メートルもあってもヘッドセットのケーブルの長さが足りなくなりそうです。

アケコン特有のレバーの違和感

「ゲームセンターのコントローラーをそのまま家庭に」がアケコンのコンセプトですが、実はレバーの感覚は大きく異なります。
アケコンのレバーは、ゲームセンターのように滑らかではなくスイッチ感が強いのです。ストリートファイターで昇竜拳のような操作はいちいちカチャカチャとうるさい。とは言え、これは他社のアーケードコントローラーにも共通する仕様。

リアルアーケードPro.V HAYABUSA(RAP 隼)とPanthraのレバー操作時の音の大きさを比べてみると、RAP 隼が「カチャカチャ」と高く大きめの音でスイッチ感が強め。反対にPantheraは低く小さめの音でスイッチ感がやや弱い。しかしながらゲームセンターの滑らかさには及びません。

また、Pantheraには、レバーグリップがボール型(Ball top)とナスビ型(Bat top)のものが付属しており、2つとも「三和電子製業務用レバー」です。

交換用のレバートップ(なすび型、Bat top)

交換用のレバートップ(なすび型、Bat top)

そういえば、このレバーの部分に特化したコントローラーはファミコン時代はジョイスティックなんて呼んでいましたね。いまの若い世代にも通じるのでしょうか?

気になる遅延は?

アケコンなど純正以外のコントローラーで気になるのが遅延
リアルアーケードPro.V HAYABUSAとRazer Pantheraの両方をPS4とPCに接続して数時間ずつプレイしてみましたが、特に遅延は感じませんでした。この辺りはさすがのゲーミングデバイスメーカーの高級製品と言ったところです。

ただ、PS4に接続してそのまますぐに使おうとすると一部のボタンが利かなかったり、遅延を感じたりすることもあるようですので、念のため、本体を再起動しておいてください。

ホリからも大型のアケコン登場

ホリからもPantheraサイズの大型のアケコン「リアルアーケードPro.N HAYABUSA」が発売されました。実機が手元にないのですが、スペックを見てみるとサイズ感は、Pantheraとほぼ同じようです。やはり大きいは正義なのでしょうか?

リアルアーケードPro.N HAYABUSA for PS4 PS3 PC


いかがでしたでしょうか?

「ストリートファイターV」は未だに人気の格闘ゲームで2018年1月には無料の大型アップデートや「ストリートファイターV アーケードエディション」も発売されます。
Razer Pantheraは初めてのアケコンとしては高い買い物かも知れませんが、オンライン対応の格闘ゲームでは、ほんのわずかなコマンド入力の速さや精度で勝敗が決まります。
少しでもライバルに差をつけたい格ゲーファンには必須アイテムに違いありません。

個人的には、アーケードアーカイブスのレトロゲームを当時のゲームセンター気分に浸りながらプレイするのがおすすめです。

-コントローラー, 日本のだいたい中心でRazer愛を叫ぶ
-, , , , , , , , , , ,

Copyright© デバイスガジェ太郎のあれこれレビュー , 2019 All Rights Reserved.