「日本のだいたい中心(岐阜県)からRazer愛を叫ぶ」は、私が愛してやまないRazer製品を紹介していくコーナーです。定番のものから日本未発売のレア物まで様々な製品をレビューします。
ゲーミングデバイスでは他の追随を許さないRazer。ゲーム好きなら誰でも一度はあこがれ、その高額の壁にひるんだ経験がありますよね?
Razerから新発売されたフルレンジ2.0chゲーミングスピーカー「Razer Nommo Chroma」が、手元に届きましたのでレビューをしたいと思います。

Razer Nommo Chroma
詳しくは記事内の「ネーミング由来」にも書きますが「Nommo」の読み方は「ノモ」よりも『ノンモ』に近いのが正解のよう。
日本人には「ノモ=野茂」のほうが親近感がわきますが。。。
すでに「Razer Nommo」のスペックや仕様については前回の記事で紹介済みですので、そちらの記事をご覧いただけましたら幸いです。
[clink url="http://www.razerlove.com/nommo"]
Contents
Razer Nommo Chromaを開封
同梱物
箱の中身は極めてシンプル。
同梱物は、スピーカー×2、AC電源ケーブル、Aタイプのプラグ、マニュアル。
コンセントのプラグ部分が取り外して交換できるタイプでしたので、国によって異なったものが出荷されているのだと思います。

同梱物:プラグとACアダプター、3.5mmオーディオケーブル

Razer Nommo Chromaの機能紹介(マニュアルより)
内箱にはNommoの取り出し方の説明がわざわざ書かれていました。

箱からの取り出し方
外観
大きさ
決してコンパクトではありませんが、思っていたより大きくはありません。
左右のスピーカーを繋ぐケーブルも2mありますので、置く位置も選ばず、移動も簡単です。

Razer Nommoの大きさ比較
Chromaライティング
Chroma箇所は本体を支える円盤部分のアンダーグローのみ。
USBさえ繋がっていれば、AC電源なしでも光ってくれますので、スピーカーを使わないときでも控えめなライティングは机上を彩ってくれます。

NommoのChromaライティング

NommoのChromaライティング
Razer Synapse 3で「ゲーム」「音楽」「映画」に適したイコライザーの切り替えやChromaの設定ができます。

Razer Synapse 3での設定
ボリュームとBassダイヤル、背面のオーディオポート
左スピーカーの台座には、ボリュームダイヤルと低音をコントロールするBASSダイヤル。
ボリュームダイヤルはスイッチも兼ねており、上から押すと電源が入ります。

NommoのボリュームダイヤルとBASSコントロール
背面には「AUX IN」「ヘッドホン」用のポート。

Nommoの背面:AUX IN、ヘッドホン用のポート
Razer Nommo ChromaとRazer Leviathanを比較
Nommoの名前の由来
Razerのサウンド関連商品には、海の神話や生物に関連する名前が付けらることが基本ルール。
Nommoと同様のデスクトップタイプのスピーカーとして「Razer Leviathan(リヴァイアサン)」があります。
Leviathanは「旧約聖書に登場する海中の怪物(怪獣)」で、RPGやカードゲームなんかでもよく登場します。
Nommoの名前の由来は、もちろん「野茂英雄」ではなく、マリ共和国のドゴン族が崇拝する祖先の精神(神)「Nommo(ノンモ)」だと思われます。
この「Nommo」は「上半身は人間、下半身はヘビの姿」や「魚」の姿で描かれます。
魚だけではなく、ヘビの意味も掛かってるとはRazer製品にはうってつけのネーミングですね。
Razer Leviathan(RZ05-01260100-R3A1)
迫力のサブウーハー付5.1chサラウンドサウンドバー。
ゲーミング、音楽および映画用にチューニングされた3つのプリセットイコライザーモードがあり、幅広い用途で使用できます。
NommoとLeviathanの音を聞き分けてみる
私自身は相当な音痴な上、サウンド関連は素人以下ですので、音の聞き分けには自信がありませんが、NommoとLeviathanの音を聞き分けてみました。
Razer Leviathanは5.1chのサウンドサウンドのスピーカー。0.1ch部分のサブウーハーが付いているだけでNommoとは音質がかなり異なります。
重低音の迫力は断然、Leviathanに分があります。
ゲーム用途で音を聞いてみると、Razer Nommoは左右のスピーカーをそれぞれ好きな位置、方向に設置できるので、音に立体感が出やすいような気がしました。
Leviathanはサウンドバータイプですので、左右のスピーカーの位置(距離)を変えることはできず、音の幅が狭く感じます。
Nommoはどんなゲームに向いているか?
実際にNommoでPUBGをプレイしてみました。
スピーカーの位置を何度か調整しましたが、弾や飛行機の飛んでくる方向はLeviathan以上に把握でき、Kar98kの銃声でうちの猫が飛び上がるくらい(ごめんよ。。。)音質や迫力も良いです。
Nommoのスピーカーはゲーム用途として方向性や定位を聞き分けやすいように受信したオーディオをミキシングしない仕様になっているそうです。
ただ、当たり前かも知れませんが、FPSゲームでは、ヘッドセットには勝てません。
Nommoでは、弾の方向性は分かりやすくても足音のような小さな音を聞き分け、その方向を把握するのは困難。何よりも環境音を遮断できず、1 on 1の場面では全く集中できませんでした。
もちろんこの辺りは私自身の環境やテクニックにもよると思いますが。。。
キーボードやマウスのクリック音、エアコンや部屋の外の騒音など、普段ヘッドセットでゲームをプレイしていましたので、環境音は意外と多く、大きいんだなと改めて実感。
もちろんボリュームを上げれば足音も聞きやすくなりますが、静かな夜にはそうもできず、ヘッドセットの機能として遮音性の高さも重視する点だと分かりました。
コンパクトな割に迫力のあるサウンドのNommoは、FPSのように定位の把握が必要なゲーム以外では最高の臨場感を与えてくれます。
個人的には、Cupheadのように音楽が素晴らしいゲームは是非、Nommoでプレイすることをオススメします。
Razer Nommo ChromaとRazer Nommo Proとの違い
ここからは前回の記事で書ききれなかった、Razer Nommo ChromaとRazer Nommo Proとの違いについてお話をしたいと思います。
今回、発表されたNommoシリーズは「Razer Nommo」と「Razer Nommo Chroma」「Razer Nommo Pro」の3種類。
Nommo Proのみ発売時期は未定です。
Nommo ChromaとProとの主な違いは
- サブウーハーの有無
- 電源、ボリューム、ミュート機能付きのコントロールパッドの有無
- ProはBluetooth4.2対応
- Proは光デジタル接続に対応
それと、もちろん価格。
Razerの直営オンラインショップでの価格は、Razer Nommoが12,980円、Razer Nommo Chromaが20,880円、Razer Nommo Proが約55,000円(499.99ドル)。
日本語版のホームページにはNommo Proについての記載がありませんので、国内での正確な販売価格は不明です。
いかがでしたでしょうか?
最後に私の手元にあるRazerのスピーカー「家族」を紹介します。
LeviathanはTVでPS4をプレイをするときに、Leviathan MiniはキッチンでAmazon Alexaと連携して使っています。
あまり話題にならないのですが、Leviathan Miniも聴く音楽のジャンルによっては実はできる子なんです。結構、気に入って使わせてもらっています。

Razerのスピーカーファミリー
Razer Leviathan Mini(RZ05-01570100-R3A1)
BluetoothでHi-Fiワイヤレス音楽ストリーミングを楽しめるポータブルスピーカー。