2015年の夏に「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」としてアーケードゲームに登場し、Wii U版を経て、「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX(ポッ拳 DX)」となってNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版が発売されました。
今回はそのポッ拳 DX用にHORI(ホリ)から発売された「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX 専用コントローラー for Nintendo Switch(ポッ拳DX専用コントローラー)」をレビュー。
私にとっては初の「ポッ拳」。
専用コントローラーは、その良きサポートポケモンならぬサポートデバイスとなってくれるのでしょうか?
Contents
ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX 専用コントローラー for Nintendo Switch(HORI/ホリ)
任天堂のライセンス商品「ポッ拳 DX 専用コントローラー for Nintendo Switch」
ポッ拳 DX 専用コントローラーを発売したHORI(ホリ)は、オールドゲーマーにとっては懐かしの「ホリコマンダー(ファミコン)」や「ファイティングコマンダー(スーパーファミコン)」で有名な老舗のゲーム機の周辺機器メーカー。任天堂などの各ハードウェアメーカーからのライセンス認証を受けた商品を数多く開発、販売しており、抜群の安定感と安心感を誇るいっぽうで定期的に非常に尖った(実験的な)商品を出すことでも有名。
ポッ拳の専用コントローラーはWii U版でも発売されており、当時も人気がありました。今回の「ポッ拳 DX 専用コントローラー for Nintendo Switch」は、サイズや重さ、ボタン配置など、Wii U版と全く同じ仕様です。
※上記のリンクは転売価格の可能性がありますのでご注意ください。商品の定価は3,758円(税込)です。
抜群の操作感
ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DXの専用コントローラーと謳うことだけあって操作感は抜群でした。ZRとZLボタンをなくし、その分、RとLを大きくした仕様はまさにポッ拳の操作のためのコントローラーといえます。
3,758円の価格から考えると安っぽいコントローラーかと思いきや、意外と(失礼。。)しっかりした作りです。本体も軽く、グリップ感もいいので激しい操作でも安定していました。
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)Pro コントローラーと比べてみた
Nintendo Switch Proコントローラーと比べてみると、大きさこそあまり変わりませんが、コントローラーを握った感覚はかなり違います。Nintendo Switch Proコントローラーのほうが平たく大きく、ワイヤレスということもあり重量感もあります。

プロコントローラーとポッ拳DXコントローラー
ボタンはポッ拳 DX専用コントローラーのほうが固くて重く、連続で押すとカチャカチャとうるさく感じます。
また、ボタン自体の色が濃いグレーで、「X」「Y」の印字が青、緑色のため、印字自体が非常に見えにくくなっています。私の場合、「X」「Y」の位置を覚えきれていない子供と一緒にプレイしていましたので、『X(バツ)ボタンを押して』と言っても分かり難そうにしていました。

ボタンの印字が見にくい
惜しい仕様
価格面から考えると非常によくできたコントローラーですが、その反面、惜しい仕様もいくつかありました。
フェライトコアの位置
ポッ拳 DX専用コントローラーは有線接続ですので、ニンテンドースイッチのドックの裏面にUSBを差します。ドックには、HDMIケーブルとACアダプターの差込口もあり、USBも含めて3本のケーブルを1つのくぼみから外に出します。
ところが、USBケーブルの付け根から6センチの位置にあるノイズ対策のフェライトコア部分がちょうどこのくぼみに当たり、他の2本のケーブルと一つのくぼみを争って大渋滞に。もう数センチだけフェライトコア部分をずらしていればくぼみの外に出てよかったのですが、本当に惜しい。

もう少し長ければくぼみの向こうに

ケーブルが大渋滞に
ワイヤレスではない
任天堂としても周辺機器はワイヤレスを想定しているのかニンテンドースイッチのUSBポートは1つだけでドックの裏面。
このためポッ拳DX専用コントローラーは抜き差しが不便です。差しっぱなしにしたいところですが、ケーブルが3メートルと長く収納問題も。
未搭載の機能
ポッ拳DX専用コントローラーには以下の機能が未搭載です。
- HOMEボタン
- ジャイロセンサー
- モーションIRカメラ
- 加速度センサー
- プレイヤーランプ
- HD振動
- おしらせランプ
- NFC(近距離無線通信)
ゲームを中断してHOMEメニューを表示したいときにお世話になる家のマークのHOME(ホーム)ボタン。ポーズボタンのようにも使えるこのボタンですが、ポッ拳DX専用コントローラーにはありません。これはかなり不便。
その他、ジャイロセンサーや加速度センサー、HD振動の機能もなく、RLの特殊なボタン配置のことも考えると、他のゲームに使うのはかなり限定的に。
転売屋の餌食に
「ポッ拳 DX 専用コントローラー for Nintendo Switch」ですが、発売前からAmazonで予約転売されるなど人気者ゆえの問題も。ホリのホームページによると価格は3,758円(税込み)。ところがAmazonでは5,700円(税込み)+送料と1.5倍以上の価格に。
くれぐれも間違って転売価格で購入することのないようにご注意ください。
ちなみにGEO(ゲオ)では、定価よりも安く販売されていました。皆さんもまずはお近くのゲオや家電量販店をあたってみることをオススメします。

ポッ拳DX専用コントローラーをゲオで購入
今回の記事で紹介した商品
ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX
「ポッ拳 DX」専用コントローラー for Nintendo Switch
※下記のリンクは転売価格の可能性がありますのでご注意ください。商品の定価は3,758円(税込)です。