今回の「日本のだいたい中心(岐阜県)からRazer愛を叫ぶ」は私が愛用しているRazerのキーボードの中から「Razer メカ・メンブレン」テクノロジーを採用したキーボードと何よりもリストレストが優秀なRAZER ORNATAのレビューです。
Ornataには、Chromaバージョンもあります。この記事の執筆時点でAmazonでは、Ornataが8,691円、Ornata Chromaが12,115円ですので、3,400円くらいの差。
ただ、Chromaライティングにこだわらなければ、その他の機能は変わりません。
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Razer Synapseに対応
Razer Ornataも他のRazer製品と同様に、Razer Synapseでボタンのカスタマイズや輝度、Windowsキーを無効にするなどのゲーミングモードの切り替えが可能です。
RazerのゲーミングキーボードというとRAZER BLACKWIDOWシリーズが幅を利かせていますが、ゲームも仕事も同じPCで作業する私としては、断然、Ornata推し。
「石橋を叩いてもなかなか渡らない」ほど慎重でケチな私がスペックなどを調べずに店頭で一目惚れして即買いをしたくらいなんです。
Ornataのネーミング由来
毎度、ナイスかつ日本人には難解なネーミングセンスのRazer製品ですが、キーボードにはクモに関連する名前が付けられる傾向です。キーボード上を動く手はまるでクモみたいですもんね。そう思うとちょっと気持ち悪いですが・・・
さて、Ornataは、ネイティブによると「オルナータ」と発音するらしく、様々な昆虫やは虫類の学名にも使われているんですが、本来は「美しい」を意味する言葉らしいです。「Menosira ornata(キンヨウグモ)」や「Peocilotheria ornata(タランチュラの一種)」というクモがいますので、このあたりがネタ元かも知れません。
優秀すぎるリストレスト
私の場合、Razer製品はだいたい見た目から入って、機能面を調べつくして購入に至るという流れが多いです。Razer製品って結構、高いですもんね。
ですが、このOrnataだけは、実機を触って数分後にはレジに並んでました。決め手はキーボードの押しやすさや実用性ではなく、「リストレスト」のクオリティでした。
正直、Ornataのリストレストは別売しても良いくらいのクオリティです。
そんな声が多かったのか、最近になってRazerの公式ストアでも、同様のリストレストが単体で販売されるようになりました。ですが、Ornataのリストレストとは少し質感が異なるようです。
余談ですが、Razerの公式ストアのリストレストは、「エルゴノミックリストレスト」という商品名です。
うーん。。。Razerさん、ネーミングをサボりましたね。。。
Razer愛を掲げる私としては、リストレストにも名前が欲しかったところです。それくらい、Ornataのリストレストは素晴らしいクオリティです。
BlackWidow V2のリストレストはちょっと固め
Ornata以外で、リストレストが付いているRazerのキーボードとしては、2017年2月に日本でもようやく発売になったRAZER BLACKWIDOW V2があります。
ただ、BlackWidowのものは、Ornataに付属のリストレストに比べるとやや固めで高反発な感じです。個人的にはOrnataの柔らかめが好きですが、タイピングと違って長時間、手の位置が固定されるゲーム時には固めのリストレストも良いかも知れません。
「Razer メカ・メンブレン」を採用していることもあり、どちらかというとエントリー向けのゲーミングキーボードという立ち位置がBlackWidowとの棲み分けですので、ゲームにもビジネスにも使用できるといったバランス感覚を考えての柔らかめのリストレストなのではないかと思います。
また、RAZER DEATHSTALKERも、リストレストがあるような形状をしていますが、こちらは単純に傾斜の付いたキーボードの延長部分ですので、本体部分と同じ堅い材質です。
メンブレンキーボードとメカニカルキーボードの融合
あまりにも秀逸なリストレストのせいで、前置きが長くなってしまいましたが、RazerブランドとしてのOrnataの最も大きな売りは、Razerオリジナル「メカ・メンブレン」の採用です。キーボードを押した感覚とカチャカチャとタイプ音の大きいメカニカルキーボードと、柔らかで静かなタイプ音のメンブレンキーボードのまさに融合とも言える技術です。
個人的にもある程度のタイプ音があったほうが、ゲームをやってる感があり、テンションも上がります。ただ、どうしても音声チャット中にマイクがタイプ音を拾いすぎたり、家族が寝静まった深夜だったりすると家族から苦情がくることもしばしば。。。
そんな煩わしい(失礼・・)問題を解決してくれるのが、Ornataの「メカ・メンブレン」です。
個人的には、オレンジ軸<メカ・メンブレン<緑軸といった感じでタイプ音が大きく、押した感が強いと思います。
オレンジ軸は「Razer BlackWidow 2014 Stealth」、緑軸は「Razer BlackWidow」などで使用されているRazerオリジナルのキースイッチです。
Razerのキーボードは、親切なことに購入前にキーを押せるように小さな窓が開いています。
今回は、Razer Ornataのキーボードとしての機能部分のレビューは少なめでしたが、それくらいOrnataのリストレストは滑らかな手触りと柔らかなクッション性が素晴らしいと思います。
この質感の枕が出たら即買いします。
以前、Razerのノベルティでクッションなんかもあったくらいですし、枕でないかなぁ。でないですよね。。。
でも、Razerさん、Ornataのエルゴノミック枕をお願い!!と一度だけ声に出してみます。