10月5日に発売されたニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)。
木曜日というド平日ということもあり、予約ができなかった人の当日購入が危ぶまれましたが、蓋を開けてみれば、意外とあっさりと購入できたという情報も多く見られました。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(ファミコンミニ)、ニンテンドースイッチに続き、業績好調の任天堂の放つ第3の矢「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)」。今回の記事では、その当日の抽選販売を実施した家電量販店やオンラインショップの結果と転売屋の祭りの後を検証したいと思います。
以前の記事、「当日発売情報:ミニスーファミ入手ワンチャンあるかも!?」、「レビュー:ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)」とあわせてご覧ください。
Contents
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)の当日販売を検証
最速で販売開始、数分で完売「イトーヨーカドー ネット通販(オムニ7)」
「イトーヨーカドー ネット通販(オムニ7)」では、発売日に日付が変わる5日午前0時から販売が開始されました。
ここで購入ができれば配送の関係で当日に手に入れることは難しいにしても、翌朝早々に抽選販売に並びに行く必要が無くなります。そのため、販売開始早々にアクセスが集中し、購入ページが進まなくなるトラブルが続出。
結果的に、わずか数分で完売してしまったようでした。
ビックカメラでの抽選販売の入荷数が未知数であったことや近隣にビックカメラやソフマップの無い地域の方、また多くの転売屋も最後のひと稼ぎにと集中したのではないかと思います。
イトーヨーカドー ネット通販「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」はこちら

オムニ7:ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン販売ページ
ビックカメラ、ソフマップは抽選販売
当日店頭での抽選販売を実施したビックカメラとソフマップ。ビックカメラ有楽町店では早朝から並ぶ人の列が増え始め、抽選の受付時間終了間際には1000人を越えました。
しかし、ビックカメラでは多くの在庫を確保してあったため、有楽町店以外の店舗では全員当選となり、その余剰分を有楽町店に回すことで結果的にこちらも全員当選となったようです。
以下、ライブドアニュースのTwitterより
【衝撃の結末】ミニスーファミ、秋葉原ではなんと「全員が当選」https://t.co/NnP2JVczwu
秋葉原のビックカメラやソフマップでは、かなり潤沢に台数を用意していたようで、抽選券をゲットした人は全員が当選した。 pic.twitter.com/Asmon8di2V
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年10月5日
GEO(ゲオ)やTSUTAYAでも当日販売
私はGEO(ゲオ)でミニスーファミを予約していましたが、予約分以外に発売当日分として25台が確保されていました。Twitterでの情報を見ているとTSUTAYAやゲームを取り扱っている書店などでも当日店頭販売があったようでした。
また、未だにミニスーファミの在庫があるというTwitterでの情報も出ており、人気商品で入手困難な状況となっているSonyの「PlayStation VR」と任天堂商品の販路の差を痛感します。
転売屋の顛末
ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の品薄が転売屋の横行を招く一因となっており、批判を浴びる任天堂。ニンテンドースイッチは内部構造が複雑でパーツ数も多いので、単純に比較はできませんが、今回のミニスーファミでは当日販売の出荷に向けてかなり頑張ったと考えられます。
ミニスーファミ入手の喜びが続々とツイートされる中、いよいよ焦りだした転売屋さん。
Amazonでは、9月16日の予約開始日から転売屋ページがあり、価格は17,549円(送料別)でした。ところが、現在は12,200円(送料別)と大暴落。

Amazonで転売されるミニスーファミ
ヤフオクでは、5、6台をまとめ売りする出品も見られ始めました。
「5台+USB ACアダプター」が即決で56,000円。
定価で計算すると8,618円×本体5台+1,080円×USB ACアダプター1個=44,170円
1台当りの差が2,182円。
決して転売屋の肩を持つわけではありませんが、交通費と並ぶ手間を考えれば、意外と安い買い物かも知れません。
とは言え、転売屋から購入することは、さらに転売行為を助長することになりますので、くれぐれもお控え下さい。


浸透していなかった略称「ミニスーファミ」
任天堂では「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の略称を公式に「ミニスーファミ」と発表していました。
恐らくこれは、以前「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の発表時に略称について触れなかったため、「クラシックミニ」「ミニファミコン」「ファミコンミニ」など多くの略称が生まれてしまったことへの対応ではないかと思います。
しかし、今回も略称が浸透せず、一部のオンラインショップでは「ミニスーファミ」と「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の検索結果に違いが出る事態に。
つまり、「ミニスーファミ」で検索をすると、書籍や周辺機器は検索結果に表示されても、肝心の本体が表示されなかったのです。
Googleの検索数を見てみても、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の検索数74,000に対し、「ミニスーファミ」の検索数は12,100と6倍以上の差。正式名がかなり長いので、普通は略称の検索数が多くなりそうなものですが、かなりの差が付いてしまっています。
最近のブラウザでは過去に入力した検索キーワードが予測変換のように表示されるので、例えば「ニンテンドー」と入力した段階で、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が表示され、それを選んで検索をする人が多かったことも、略称で検索する人が少なかった理由の一つかも知れません。
今後、オンラインショップでミニスーファミを検索して出てこなかったら、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」でも検索をしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)は予約受付時から一部では大混乱でしたが、任天堂の幅広い販路や生産力のおかげもあり、最終的には購入希望のほとんどの方の手に渡ったようです。
任天堂としても「本商品は2017年以降、2018年も生産いたします。」と発表していますので、ミニスーファミのレビューなどを見てこれから購入を検討してみるのも良いかも知れません。
「レビュー:ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(ミニスーファミ)」
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私としては、次回は「ミニ NINTENDO64」を期待したいところです。
もしくはスマホサイズの「ミニ ゲームボーイ」なんかも嬉しいですね。あんまりサイズ感は変わらないかも知れませんが。。。