今回はLoctek(ロックテック)様から机の上に置くタイプのスタンディングデスク「FlexiSpot M7MB」をお借りできましたのでレビューをしたいと思います。
使い慣れた机をそのまま利用できる「M7MB」の特徴やおすすめの使い方、そして記事の後半ではスタンディングデスクを使ったゲームのプレイリポートをお伝えします。
お借りしたものとは言え、しっかりと公正なレビューに努めますので、皆さんも是非、厳しい眼でこの記事をお読みください。
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Contents
FlexiSpot M7MB(Loctek/ロックテック)の特徴やおすすめの使い方
開封後すぐに使用開始
M7MBは組み立て作業がほとんど必要なく、キーボードトレーを本体の溝に差し込んでロックするだけで開封後すぐに使い始めることができます。
本体は21.7kgと結構な重量がありますので、お使いの机の耐荷重や、横幅が長い机は強度が弱い中央付近を避けて脚部分の上に置くなどの注意をしてください。
ただ、この重量が設置後の安定感にもなっています。
デスクのエクステンションとしても
キーボードトレーを含めたM7MBの奥行きは710mm。
国内の一般的なデスクの奥行きの主流は600~700mm(出典:一般社団法人日本オフィス家具協会のHP)のため、奥行きいっぱいを占領してしまいますが、キーボードトレーが机よりも外側に出る分、デスクのエクステンションのようにも使えます。
耐荷重は15kg
M7MB自体の耐荷重は15kg。
まずは今回のレビューの目的の一つであるスタンディングゲームに必要なデバイスをM7MBに置いてみました。
モニター(7.5kg)、スピーカー(2kg)、キーボード(1.5kg)、ヘッドセット(500g)、左手用キーパッド(340g)と総重量約12kgがデスク上に。まだ余裕があるとはいえ、最近はモニターの大型化が進んでいるため、色々と置いていくと耐荷重の15kgに近くなってくるものですね。

スタンディングゲームに必要なデバイスを置いてみました
耐荷重や広さの関係で、複数のモニターをM7MB上に置けない場合は、既存の机にモニターアームを取り付けてマルチモニターにする方法もあります。
フルサイズのキーボード+マウスでも余裕
M7MBのキーボードトレーの横幅は880mm。
これだけの幅があるとフルサイズのキーボードを置いてもまだ余裕がありますし、左に寄せれば少し大きめのマウスパッドも置くことができます。

Razer BlackWidow V2とマウスパッドのRazer GoliathusのSサイズ(215 mm x 270 mm)のレイアウト例
もし、ゲームプレイ時にマウススペースを少しでも広く取りたいのであれば、キーボードはテンキーレスのものがおすすめです。

テンキーパッドが脱着できるROG Claymoreであればもっと広くスペースを取れます
スムーズな上下昇降
上下の昇降は右側にあるレバー(写真の赤丸)をつかみながら行いますが、少し力を加えるだけでスムーズに上がっていきます。下げるときにも特に大きな力は必要ありません。
これなら女性でも操作が簡単ですし、面倒なこともなく、気軽に上下させることができます。

昇降は右側のレバーを引くだけの簡単操作
Loctekのスタンディングデスク「FlexiSpot」シリーズ
「FlexiSpot」はLoctek社のスタンディングデスクのブランド名。今回レビューしているM7MB以外にも「FlexiSpot M」シリーズには、サイズや形状が少し異なる「M1」「M2」、天板が1190mmと大きく、耐荷重も50kgの「M3」といった商品もあります。
いまある机の一部分か、それとも全面をスタンディングデスクにしたいかなどニーズに合わせて商品が選べるのは良いところですね。
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スタンディングゲームにおすすめのジャンルとプレイリポート
さて、ここからはM7MBを使ったスタンディングでのゲームプレイ(スタンディングゲーム)の検証を進めていきます。
私自身、PCやコンシューマー機で様々なジャンルのゲームをプレイする雑色系ゲーマー。
最近は大型で高性能かつ安価なゲーミングモニターも増え、PCゲームだけではなく、PlayStation 4、Nintendo Switchでも同じモニターを使用している方も多いと思います。
そこで今回は、PC、PS4、Nintendo Switchの3機種でスタンディングゲームを試してみることにしました。
スタンディングゲームで姿勢やコントローラー操作が安定
スタンディングゲームで操作感の向上が分かりやすいのは「PUBG」や「レインボーシックスシージ(R6S)」などのオンライン対戦型のFPS、TPSジャンルのゲームです。
これらのゲームでは、モニターの四隅に表示されるステータスなどの情報を見ながら、瞬時の操作や判断が求められます。座っているよりも立っていたほうがモニターが見やすく、姿勢も安定して集中力が高まり、プレイには最適でした。
ただ、オンライン対戦の場合、緊張した状態が長く続きますので、立ち姿勢ばかりでは少し疲れやすく感じました。適度に立ったり、座ったりを繰り返すことも大切です。

オンライン対戦型のFPSゲームはスタンディングゲームに最適

スタンディングゲームではモニターが見やすく姿勢も安定することで集中力アップ
スタンディングゲーム プレイリポート:FarCry 5/PlayStation 4
PS4の「FarCry 5」は全世界で大ヒットを記録しているFPSジャンルのゲーム。
普段、PCゲームのマウスエイムに慣れている方は、コンシューマー機のコントローラー(サムスティック)エイムを難しく感じることがあると思います。ですが、スタンディングデスクを使うと両手首をキーボードトレーに自然に置くことができるので腕や肩に力が入らず、安定したコントローラー操作で格段に(私のレベルで…)エイムが良くなりました。
サムスティックでのエイムが難しいと感じる原因の1つは、空中に浮かせて持つコントローラーの不安定さなのかも知れません。

M7MBでPS4でもスタンディングゲーム

サムスティックエイムがやりやすくなりました
スタンディングゲーム プレイリポート:シミュレーション、RPG
「シティーズ:スカイライン(Cities: Skylines)」や「二ノ国Ⅱレヴェナントキングダム」のようなシミュレーションゲーム、RPGでもスタンディングゲームを試してみましたが、残念ながら、これらのジャンルでは目立ったメリットは感じませんでした。シミュレーションゲームのように考える時間が長いゲームや、文字を読んだりムービーを見たりすることが多いRPGは座ってゆっくりと(ダラダラと)プレイしたほうがいいですね。
この点では、M7MBは、プレイしたいジャンルに合わせてゲームのディスク交換と同じくらいの手軽さで立ったり座ったりを切り替えることができますので便利です。
Joy-Conを使った体感型ゲームとの相性抜群!
今回の検証で、スタンディングゲームとの最も相性がよかったのはNintendo Switchです。
Joy-conを手に持つ体感型のジャンルは、立ち姿勢に合わせてモニターの高さを変えるだけでゲーム本来のプレイ感を得ることができました。
スタンディングゲーム プレイリポート:「ARMS(アームス)」「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」/Nintendo Switch
「ARMS」「1-2-Switch」では任天堂のCMやPVにもあるようにJoy-Conを持った状態で立ってプレイするのが自然。ところが家庭用TVでは目線が下になってしまい、とたんに臨場感が薄れてしまいます。
スタンディングデスクを使ったプレイではモニターを目線の高さにすることができ、「ARMS」「1-2-Switch」では操作感、臨場感が抜群に向上しました。
少しおまけですが、Nintendo Switchのアーケードアーカイブ「パンチアウト!!」もスタンディングデスクを使ってプレイしてみました。
モニターを縦方向にすれば気分は往年のゲームセンターのアップライト筐体。私のような40代ゲーマーには懐かしくてたまりません。
アーカイブではなくリメイクになってしまいますが、パンチアウト!!もARMSのようにJoy-Conを振ってパンチを出せたらよかったんですが…

スタンディングゲームとの相性が抜群のNintendo Switch「ARMS」

スタンディングゲームで気分はゲームセンターのアップライト筐体「パンチアウト!!」
「パンチアウト!!」のモニターは、以前にLoctek様からご提供をいただいてレビューをしたモニターアーム「M21」を使って縦方向にしています。
【関連記事】
Loctek FLEXIMOUNTS モニターアーム M21をレビュー【PR記事】
スタンディングデスク「M7MB」のメリット、注意点のまとめ
日本でも認知度が高まりつつあり、健康面や作業効率アップの効果についても知られるようになってきたスタンディングデスク。
最後にそのメリットと共に「M7MB」はどんな方におすすめなのかを整理してみます。
M7MBのメリット
- 使い慣れた机をそのままスタンディングデスクに
- 立っても座っても正しい高さと姿勢で腰痛や肩こりを軽減
- 立ったり座ったりの気分転換で作業効率アップ
- スムーズなガス圧式昇降で女性でも気軽に上げ下げ
- スタンディングゲームでは姿勢もコントローラー操作も安定
- Nintendo SwitchのJoy-Conを使った体感型ゲームとの相性が抜群
M7MBを選ぶ際の注意点
- 耐荷重は15kg
- 設置する机の耐荷重に注意(※M7MBの重さは21.7kg)
- キーボードトレイの横幅は880mm。テンキーレスキーボードがおすすめ。
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※リンク先はLoctekのホームページ
いかがでしたでしょうか?
Loctek社はスタンディングデスク以外に、モニターアームやテレビスタンドなどの製造販売も手掛けており、これまで多くの実績と信頼を積み重ねてきています。
最近では、Makuakeで実施されたクラウドファンディングで「ミニスタンディングデスク FlexiSpot M7SB」が、開始から僅かな期間で支援目標額の454%(1,364,000円)を達成するなど、ユーザーからの信頼の厚さを示しました。
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Loctek「FlexiSpot ミニスタンディングデスクM7SB」がクラウドファンディング募集中
記事内でも紹介をしましたが、同じく机に置くタイプの「Mシリーズ」や「F3シリーズ」もユーザーの評価が非常に高く、安定した品質の幅広いラインナップが、皆さんの目的に応えてくれることと思います。