ゲーム愛を公言する以上、周辺機器の保管にも愛情を注がなくてはなりません。
ゲームコントローラーやキーボードの収集癖がある私ですが、「Razer Sabertooth」「Razer Wildcat」「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」にはハードタイプのコントローラーケースが同梱されていました。また、Steamコントローラーには専用キャリングケースを購入していたため、唯一「Nintendo Switch Proコントローラー」だけ、裸のままでした。
ちなみに、「nacon Revolution プロ コントローラー PlayStation4」は申し訳程度に薄い付属の巾着ポーチに、「タクティカルアサルトコマンダー グリップコントローラータイプ G1」にいたっては箱に入れて保管したままになっています。
少し前置きが長くなりましたが、今回は「Nintendo Switch Proコントローラ ケース(Keten・ケテン)」をレビューします。
日本で過去最高の注文数を記録したと発表のあった2017年の「Amazon PrimeDay(プライムデー) 」で購入したもので、通常価格1,180円が940円になっていました。
Contents
Steamコントローラキャリーケースにそっくり!?
購入の前に一番驚いたのは、Steamコントローラキャリーケースにそっくりだったことです。
下の写真を見比べてみてください。そっくりじゃありませんか???

Steamコントローラーキャリングケース

Keten(ケテン)Nintendo Switch Proコントローラ ケース
残念ながらSteamコントローラーキャリーケースにも製造された会社名の記載やURLが無かったので詳細は不明ですが、微妙に色合いや帯の形を変えていることから、恐らく違うメーカーのものだと思われます。
しかし驚くのはまだ早いんです。今度は私が購入した「Keten」とそっくりのものを見つけてしまいました。
これ、大丈夫なんでしょうか?
パッケージだけではなく、外観、内側の構造まで全く同じなんです。唯一の違いは、「KETEN」にのみ、そのロゴタグが付いているというくらいです。

Ketenのタグ
この現象は以前にノートパソコンクーラー「E-PRANCE」をレビューしたときと同じです。
[clink url="http://www.razerlove.com/reveprancer"]
どちらがオリジナルなのか見当も付きませんが、Amazonの販売ページでの日本語がアレな説明文を見る限り、どちらも「Made in China(中国製)」であることは間違いないようです。
参考までに、そのおかしな説明文の一例をご紹介すると、
- 「適用範囲:Proコントローラー、XboxOneコントロ」
文字が途中で切れています。 - 「耐久性が持ち、長く使えるため材料を厳選します。工芸が細かくて作りをアップし、細工の細かい製品なので、品質や耐久性などは一切心配しません!」
ツッコミどころが多すぎて内容が入ってきません。いったい誰が翻訳しているんでしょうか? - 「Deyardニンテンドースイッチ ハンドルを捜索してください。」
「捜索」=× 「検索」=○ - 「注意:Nintendo Switch Proコントローラーや他のアクセサリーは含まりません」
「(商品に)Nintendo Switch Proコントローラーや他のアクセサリーは含まれておりません」と言いたかったようです。
Xbox Elite ワイヤレス コントローラーケースの間違いでは?
ここからはようやく仕様面についてお話しを進めていきます。
EVA素材物は中国ではお手のもの
EVA素材のケースはすでに市場に多く出回っていますし、作りは単純ですので、中国製とはいえ、実績の多い縫製物はある程度、信頼できます。
開閉のジッパー部分も、内側の縫製もしっかり目でしたが、EVA素材特有の臭いは少しきつめでした。これは酢酸ビニールと製造過程で入れられる架橋剤などの添加剤の臭いです。もしあまりにも気になるようでしたら、扇風機に当てるか風通しのいいところでしばらく放置しておいたほうがいいかも知れません。
色んなコントローラーを入れてみた
実際にNintendo Switch Proコントローラーを入れてみた写真がこちらです。

Nintendo Switch Proコントローラーを収納
底部分のくぼみにしっかりと入り、左右のガタつきはありません。なかなかのフィット感です。
他のコントローラーも入れてみました。
まずは、XboxOneコントローラーとXbox Elite ワイヤレス コントローラー。
そもそも、Keten(ケテン)のAmazonの販売ページでは「Nintendo Switch Proコントローラー ケース XboxOneコントローラ ケース」とタイトルに記載があるくらいですので、びっくりするくらいにきれいに収まりました。

XboxOneコントローラーを収納

Xbox Elite ワイヤレス コントローラーを収納
次に、Steamコントローラーを収納してみます。
やはりアメリカンビッグサイズのSteamコントローラーは入れることは何とかできても、ジッパーを閉めることはできませんでした。

Steamコントローラーを収納

ジッパーを閉めることができませんでした
Nintendo Switch Proコントローラーでは上下のガタつきがひどい
Steamコントローラー以外は収納はできたので、今度はジッパーを閉めてみました。そうすると、Nintendo Switch ProコントローラーとXboxOneコントローラーは、底部分のくぼみにはフィットするのですが、コントローラーの上とキャリーケースの上蓋の間にかなり空洞ができてしまいます。ジッパーを閉めて、キャリーケースを上下してみると、ケースの中でコントローラーがガタついて大暴れ。

ケースとコントローラーの間に大きな隙間

隙間はなくガタつかない
それではと、Xbox Elite ワイヤレス コントローラーを入れて、上下してみると、今度はしっかりフィットしていてガタつきはありません。
Keten(ケテン)コントローラーケースのレビューまとめ
Amazonの販売ページには、「(ケテン)Keten Nintendo Switch Proコントローラー ケース XboxOneコントローラ ケース 」とありましたが、これほど激しく上下にガタつくようでは明らかにコントローラーを持ち運ぶ用途には向いていません。
むしろ「(ケテン)Keten Xbox Elite ワイヤレス コントローラーケース」のほうがしっくりくる仕様です。
ちなみに、Steamコントローラーキャリーケースに、Nintendo Switch Proコントローラー を収納してみると、底部分のくぼみには当然、フィットしませんでしたが、上下のガタつきはなく、安心して持ち運びができました。
ノートパソコンクーラー「E-PRANCE」のレビューでもお話ししましたが、この手の商品は、やはりツメが甘いですね。
そういえば、中国ではまだ正式にはNintendo Switchは発売されていませんし、製造元は実際にNintendo Switch Proコントローラーなんか見たことないのかも知れません。
今回の「(ケテン)Keten Nintendo Switch Proコントローラー ケース XboxOneコントローラ ケース 」のレビューは残念ながら、「買ってはいけない」レビューとなってしまいました。
いや、それでもこれが欲しいっ!と思われる方は、是非、下記をご覧ください。