Razerからゲーム実況者向けネックバンド型ヘッドセット「Razer Ifrit(レイザー イフリート)」が発表されました!
プログレードのコンデンサーマイク付のインナーイヤー型(インイヤー)ヘッドセットで、髪型を気にせず長時間の使用でも快適なRazer Ifrit。
今回の記事ではその特徴や機能、価格などについてお話ししていきます。

ゲーム実況者向けネックバンド型ヘッドセット:Razer Ifrit+Razer USB オーディオエンハンサー
※記事内の画像はRazerのホームページから引用しています。
Razer Ifritの特徴
Ifritの名前の由来
Ifritの製品カテゴリーはRazer SeirēnシリーズやKiyoと同じ「Broadcaster(実況・配信者向け)」。
このカテゴリーでは神話にちなんだネーミングが使われます。
「Ifrit=イフリート」はRPGゲーム好きには馴染みのある名前のキャラクターですが、歴史上の数々の物語にも登場し、地域や内容によって異なる姿をしています。
個人的に印象が強いのはガンダムの「イフリート」。特に「イフリート改」が好きで…
特徴1:髪型を気にせずに使えるネックバンドタイプ
顔出しやコスプレ実況をされている方はヘッドバンドタイプのヘッドセット使っていると髪型が崩れたり、大型のヘッドセットでせっかくのイメージが台無しになったり…なんてこともあると思います。
また、私のように密封型のイヤーカップを長時間使用するのが苦手だと言う方もおられるかも知れません。
Ifritは髪型を気にせず気軽に使用できるネックバンドタイプのヘッドセットで、シンプルな見た目と裏腹にプロフェッショナルグレードのコンデンサーマイクとフラットな周波数特性を持つ本格派。
コンパクトな配信用カメラRazer Kiyoとの併用で簡単にブロードキャストできる環境を実現できます。

髪型を気にせず使えるネックバンド型
Razer Kiyo
特徴2:付属のRazer USB オーディオエンハンサー
IfritにはRazer USB Audio Enhancer(オーディオエンハンサー)が同梱されています。
この機器を介すことで周囲のノイズカットと同時に音質を向上させるだけではなく、ヘッドセットをもう1つ繋ぐことで2人同時に実況配信をすることも可能です。しかも他メーカーのヘッドセットでも動作しますので、2つIfritを購入する必要もありません。
また、Razer USB Audio Enhancerは単体でも購入(2,588円)ができます。

Razer USB Audio Enhancer(オーディオエンハンサー)
特徴3:フラットな周波数特性(Flat Frequency Response)
Ifritはフラットな周波数特性を持ち、マイクを通した自分の声を正確に聴くことができます。
視聴者にどのように聞こえているかを気にすることも実況者としては大切ではないかと思います。
なお、Razer Synapseに対応しておらず、足音や攻撃の方向が分かりやすいようにイコライザーなどで調整することができません。このことからもIfritはゲームプレイよりは実況や配信に特化したものと考えたほうがいいかも知れません。
特徴4:広がる配信の可能性
Ifritはスマホにも対応していますので、本体の軽さや機動性を考えれば活用の幅は広がります。
例えば、Pokémon GOなどのスマホを使った位置情報ゲーム実況、LINE LIVEや17Liveといったスマホライブ配信、旅行やイベントリポートのVlogなんかも楽しそうですね。
私としては、タイミング的に東京ゲームショウを実況中継してみたかったなと思いました。
特徴5(?):ケニー・オメガも愛用!?
個人的に胸熱だったのが公式Youtube動画にプロレスラーのケニー・オメガ選手が出ていたこと。
短い動画ですが、なんと全編日本語!!
これにはむしろ外国の方がビックリされたのではないでしょうか??
実は彼のゲーム好きは有名で、リングネームも「ファイナルファンタジー8」に登場する最強の敵「オメガウェポン」から、必殺技にも「Vトリガー」「片翼の翼」などゲーム愛溢れるネーミングが数多くあります。
最近、Team Razerにも加入したばかりですが、日本向けの宣伝隊長になってくれないかと期待しています。
ケニー・オメガ出演のRazer Ifrit公式Youtube動画
余談ですが、動画内でケニーオメガが着ているシャツは飯伏幸太選手とのタッグチーム「ゴールデン☆ラヴァーズ」のものです。
価格は14,880円
Razer Ifritは日本の公式オンラインストアで購入が可能です。
価格は14,880円と少し割高な印象を受けますが、別売もされているRazer USBオーディオエンハンサー(2,588円)を除いたとすると12,292円。
適正価格と言えばそうかも知れません…
ただ、海外では99.99ドルで販売されており、100ドル程度で購入ができると割安感を演出しているようですので、私としては「もうひと声っ!」と思ってしまいました。

Razerの公式オンラインショップでのIfritの価格は14,880円
Razer Seirēn X、Hammerhead Pro V2との比較
Razer Ifritのマイク部分を「Seirēn X」と、イヤホン部分を「Hammerhead Pro V2」と比較したものを表にまとめてみました。
Razer IfritとSeirēn Xのマイクスペック比較
RAZER IFRIT | RAZER SEIRĒN X | |
---|---|---|
指向性 (極性パターン) | カージオイド | スーパーカージオイド ※Razerの独自技術 |
マイク周波数特性 | 100 ~ 10 kHz | 20 ~ 20 kHz |
マイク感度 ※ | -41 ± 3 dB | –35 dB |
最大SPL | 120 dB | 110 dB |
※ 公式ホームページ内のスペック表で「感度」について、Razer Ifritは「-41 ± 3dB」、Seirēn Xは「17.8 mV/Pa」と異なる単位で表記されていますが、表内では統一しています。数値は0から遠くなる程、感度が低いことを表します。
Razer IfritとHammerhead Pro V2のイヤホンスペック比較
RAZER IFRIT | HAMMERHEAD PRO V2 | |
---|---|---|
インピーダンス | 32 Ω ± 15% | 32 Ω ± 15% |
ドライバーサイズ | 10 mm | 10 mm |
最大入力 | 20 mW | 5 mW |
SPL | 102 ± 3 dB | 102 ± 3 db |
周波数特性 | F0 – 20KHz | 20 Hz – 20 KHz |
いかがでしたでしょうか?
私は個人的に外国人の方に日本語を教えていて、少し用途は異なりますが、オンラインでよりクリアな音声を届けることができればと購入を検討しているところです。
でも、いつか動画配信をしてみたいかなとも思ったり…