Amazon転売問題を考える

買ってはいけない

ニンテンドースイッチやミニスーファミなどAmazonで横行する転売

2017年9月27日

ニンテンドースイッチミニスーファミなどゲーム関連の人気商品で転売屋が暗躍しています。皆さんも一度は法外な金額の販売ページをご覧になったことがあると思います。

各都道府県の条例で禁止されているチケット転売(ダフ屋行為)とは違い、形のある商品の転売自体は違法ではありません。入手困難な商品はヤフオク!やメルカリなどでプレミアが付いて定価以上で取引されています。
ですが、オークションやフリマサイトではなくAmazonにまで転売屋が進出し始めていることには危機感を感じています。それは個人的ではありますが「Amazonはきっと安いだろう」「法外に高い商品があるわけない」といった安心感と信頼感を根底から揺るがすものだからです。

今回はそんなAmazonでの転売実態やその対策などについてお話しをしたいと思います。

Amazonでの転売屋の横行とその対策

Amazonでの予約開始より早かった転売屋ページ

先日のミニスーファミの予約受付では、店舗に長蛇の列ができたり、オンラインショップが一時的に繋がり難い状況になったりと、残念ながら予約ができなかった方も多かったようです。しかし、その前評判や人気度の高さは当然、転売騒動の火だねとなってしまいます。

Amazonでは、予約開始当日の10時頃にはすでに転売屋のページが複数確認できました。しかしこの時点では、Amazon自体のミニスーファミ予約は開始されておらず、この転売屋のページをAmazonの予約ページだと思って予約をしてしまったというトラブルもあったのではないかと想像します。
当然、転売屋価格ですので、定価の8,618円ではなく約2倍の17,800円(9/29現在ではなぜか少し安くなり15,840円)でした。

Amazonでのミニスーファミの転売状況

Amazonでのミニスーファミの転売状況

よろしければ関連記事「祭りの後:ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン(ミニスーファミ)予約」の記事もあわせてご覧ください。
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Amazonの転売屋対策「参考価格表示」

Amazonでは転売への対策として、標準価格よりかなり高く価格設定されている商品には、目立つオレンジの太字で注意書きを表示するようになりました。
今回のミニスーファミの転売屋のページにも「※本商品の参考価格は8,618円(税込み)です。」と記載がありました。

Amazonの参考価格表示

Amazonの参考価格表示

また、商品を検索した一覧ページには黄色の「注意マーク」と共に

ご注意下さい

こちらの商品の参考価格は¥8,618円です。品薄または希少等の理由により、参考価格よりも高い価格で販売されている場合があります。ご注文の際には必ず販売価格をご確認ください。

と注意表記まで用意されています。

Amazonの一覧ページにも注意表記

Amazonの一覧ページにも注意表記

「さすがAmazon!」と思わせる親切設計なのですが、実はこの参考価格表記にも問題が。。。
Amazonのカスタマーサポートに確認したところ、この参考価格表示については、システム上で自動的に表示されるのではないそうです。

つまり、高額で転売されていると思われる商品をAmazon側がひとつずつ確認し、個別に判断して潰していかなくてはいけないということです。
これは聞くからに大変そうですし、定価より高くても全ての商品に参考価格表記をすることは事実上不可能です。

参考価格が表示されていない転売商品のページ

では、定価よりも高く転売されているのに参考価格が表示されていない商品にはどのようなものがあるでしょうか。

例えば、ゲーム周辺機器メーカーのホリから発売された「ポッ拳DX専用コントローラー for Nintendo Switch」。ホリのホームページでは3,758円。Amazonでは9月22日時点では約1.5倍5,700円で転売されていました(現在はなぜか値下がりして2,900円!)。

Amazonで転売されるポッ拳DX専用コントローラー

Amazonで転売されるポッ拳DX専用コントローラー(9/22時点)

さらに悪いことに、私自身がポッ拳DXのゲームソフトをAmazonで予約した際、「一緒に購入されている商品」としてこの高値で転売されているコントローラーが表示されました。
あくまでも「一緒に購入されている商品」ですので、Amazonからのオススメという意味ではないですが、このように表示されると何も疑わずにセット購入してしまうところでした。
正しくは「一緒に購入されている転売商品」ということですね。

一緒に購入されている転売商品

一緒に購入されていた転売商品(9/22時点)

参考:Amazonでの主な転売商品(9月29日時点の価格)

ニンテンドースイッチは現在は40,000円前後と落ち着いてきてはいますが、以前は50,000円以上で転売されていました。

また、販売側が商品の価格をあらかじめ高く登録しておき、それよりも安い価格で販売開始することで、割引を意図的に演出することもできます。
大幅割引されているように見えても、そもそもの登録価格が高額に設定されているだけで、割引された(されているように見える)価格も、実際は定価より高いということもあります。

転売屋の横行で崩れるAmazonへの信頼感

これまでたいていのものはAmazonを信用して他のサイトと比べず購入できました。
もちろん、これは私の勝手な思い込みですが、他よりも安いだろうという安心感とAmazonブランドに対する信用感がありました。
しかし、オークションやフリマサイトのように価格が定価ではないということが前提のものとは異なり、オンラインショップで転売屋の横行を許してしまうとこの安心感や信頼感は崩れてしまいます

入手困難な状況であれば、高くても買いたい人がいるのも事実です。
問題は、知らないうちに定価やメーカー希望小売価格よりも著しく高く買ってしまう人を防がなくてはならないということです。

そんなことは価格をしっかりと調べなかった人の自己責任だという意見もあるかも知れません。ですが、もはやAmazonのブランド力は絶大なもので、ユーザーの信頼度は非常に高く、その情報を鵜呑みにしてしまうこともあり得ます。

人気商品の転売自体が違法ではない以上、それを排除することはAmazonとしても難しいです。ただ、Amazonというブランドを維持する意味では転売屋の横行は決して見過ごすことのできないものだと思います。

定価よりも高く販売するページ全てに「転売屋」のレッテルを貼る必要はありませんが、やはり参考価格は分かるように表記しておいてほしいものです。
実は、私がAmazonカスタマーサポートに「ポッ拳DX専用コントローラー for Nintendo Switch」や「ファイティングコマンダー ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が転売価格であると指摘した数日後には、参考価格が表示されるようになっていました。

もちろん私が指摘したからと言うわけではありませんが、Amazonユーザーの皆さんからの地道な指摘やTwitterでの情報共有なども転売屋撲滅には大切なんだろうなと感じます。

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